秋のおさんぽ、石狩汁。
今日は夕方、近くの産直所まで出かけた。
6個で120円の、農家の卵を買った。
それから、スーパーへ向かった。
秋鮭の切り身の端くれが、見切り価格で隅っこに置かれていたので買ってみた。
すぐ帰って、今夜のごはんの支度をする。鮭は一口大に切って、
大根とにんじんは薄切りに、それからネギも加えて、味噌汁を作ってみた。
豪華な一品だ。
そこまで作って、あれ?これは確か北海道の料理に似てなかったっけ?
と思い出して調べてみた。
石狩汁だ。
いろんなレシピを確かめてみると、じゃがいももメインになっている。
ちょうど、じゃがいもがあったので、味噌を溶いたあとだったけれど、
入れて煮てみた。一気に具沢山。雰囲気が近くなった。
火を止めて、じゃがいもに味を含ませている間、散歩に出てみる。
夕日は黄金に輝いていた。風が吹くと、田んぼから、稲穂が擦れて
海の波のような立体感のある稲の音がきょうもする。
それを聴きながら歩くと、部屋から出てきた実感が一層わく。
歌を歌いながら、白鷺の帰りを見たりして田んぼの間を進む。
振り向けば日はもう沈んで、オレンジの夕焼けがうつくしい雲に映えていた。
ススキの先が指のように開き、さらにそこから、もこもこの部分が開き始めた。
私の見つけた、最初の一本。用水路越しに腕を伸ばし、秋の初ススキにふれてみた。
柿もかなり色づいている。まだ、風は涼しすぎず、心地よい。
まだ散歩できるけれど、懐中電灯を忘れたし、まっくらになる前に戻る。
部屋に着いて、石狩汁をもう一度沸かし、念のため
じゃがいもに数分火を入れた。
お椀に装い、刻みネギをかけた。
白いごはん、うめぼし、石狩汁。あったかいごはんで、
旬のお魚と野菜をしずかに味わえる。鮭の香りと脂身が味噌に溶けて
野菜の出汁も感じてしあわせだった。鮭の白いお腹は柔らかい。
じゃがいももあとから入れてよかった、味が染みて美味しかった。
鮭の骨もあるけど、それをかいがいしく出しながら食べるのも、なんかいい。
ご飯をおかわりしたいくらいだった。代わりに石狩汁をおかわりした。
あったかい汁物は本当に夢中で食べてしまう。
北海道の鮭ちゃん、お魚関係の皆さんありがとう。
ごはんもうめぼしも野菜も、両親ありがとう。
明日は、夕方買った卵を、割ってみよう。
わくわく、どんなふうかな。おいしいかな。
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私は、自分が変わることがどこか、負けとか、損とか、おもってたの。
じしんがどこにあるのかしらなかったから。
自己変容に何年もとりくんで、今もね正直よくわからないし、確かにはかんじにくい。
でもね、きょうひとつ実践しておもったの。
他人に期待しないって、
今日のうちに一つでもやってみると、とってもきもちいいなって。
目の前のすべて動かさずに、自分だけスイスイ動くのって、すがすがしい。
そのさわやかさを、これからも自分に感じさせてあげる。
比較意識って、長く信じてたぶん、何度も沸き起こってくるものだね。
天地がひっくり返っても、上にも下にもならないわって、
きっと私なら、からだでみとめたくなるよね。
気長に何度もいたわろう。ねぎらおう。
都度はがゆいけどね実際。おこりんぼさんだからなぁ。
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